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DVI-9990J開発エンジニア 02/04
量産設計部 回路設計グループ 櫛田 貴一 「最上位フォーマットDVD-Audio搭載はNo.1の必然の使命。
その新たな高いハードルがエンジニア魂を燃え上がらせた。」
セパレートDVDシステムは未踏領域。次々と生まれる課題に開発は困難を極めた。
新AlpineF#1Statusシステムとして、妥協をせずにDVD-Audioに対応しようとすると、1DIN内ではヘッドユニット化は物理的に不可能でした。スペースを必要とするD/Aコンバーター部やアナログ回路を簡易な集積化回路で済まそうとすれば、到底、AlpineF#1Statusとしての品位や音質は望むべくもないからです。一方、映像信号系と完全に分離すると、音声信号系はその干渉を受けず、よりピュアで高忠実度のサウンドが得られます。すなわち、新世代の最高級システムとしてセパレート化は必然であったのです。
ところがセパレートシステムと言っても、ただ分ければいいという単純なものではありません。DVD-Audio規格では、CDのようなオプティカル/同軸でのデジタル信号は、DVDトランスポートから出力できないからです。その難しさを実証するように、当時、このようなセパレートシステムがカーオーディオでは皆無、ホームオーディオでも、ハイエンドシステムに1〜2例あるのみであって、極めて技術的ハードルは高いものでした。
このハードルをクリアするために開発したのが、DVD Audio Linkです。データ転送速度など処理能力に優れ、DVD-Auidoもフルスペック伝送が可能です。しかしこの開発も、一筋縄では行きませんでした。通信プロトコルやコピープロテクトコードの処理、システム間コマンドについてなど、課題山積。しかも同時進行で開発しているD/Aコンバーターと実際に接続して、初めて実際の音の確認が可能となる訳です。ですから初めて自分の耳で音を聴いた時は、本当に感無量でした。
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