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PXI-H990
開発エンジニア
DVI-9990J開発エンジニア 03/04
量産設計部 回路設計グループ 櫛田 貴一 「最上位フォーマットDVD-Audio搭載はNo.1の必然の使命。
その新たな高いハードルがエンジニア魂を燃え上がらせた。」
異例づくめの開発プログラムに対してアルパインの最高の叡智が結集した。
開発での苦労は、DVD Audio Linkだけではありません。AlpineF#1Statusとしてグレードの要求が高いために、DVDメカのMPEGデコーダーというコア部分を大きく変更せざるを得なかったり、チューナーユニットをより高感度なものに替えたり、あるいは開発が進むにつれて、メインマイコンの容量や処理能力が不足してしまい、マイコンの再選定も余儀なくされました。こんなことは、通常の開発ではまず例のないことです。また、高度で大規模な開発のであったため、各技術のプロフェッショナルが集結しましたが、各々が妥協を許さないこだわりを持ったメンバーです。せめぎあいの中で最適な解を見つけるのには困難を極めましたが、達成出来たと確信しています。そういった意味でAlpineF#1Statusが、アルパインの叡智の結集であると、掛け値なしに言えます。
音へのこだわりの一例として、こんな事が有りました。最初に音出し確認を行った時、「え、これがDVD-Audioの音?」と首を傾げるような納得のいかないものだったのです。フォーマット上は音質は変わらないはず。そこで、長年の経験からその原因は電源部にあると睨み、電源構成については従来のDC-DCコンバーター方式に加えて、シリーズレギュレーター方式でも平行開発し、より良い方式を選ぶ形を取りました。開発規模が2倍になる事を承知で敢えて2方式で進行したわけです。最終的に、サウンドマスターからシリーズレギュレーターが圧倒的に良いという評価が出た時には、会心の思いでした。次々発生する問題を克服した工夫、ノウハウはシステムのあらゆる部分に息づいています。システムトータルをまとめる私の立場としては、機器間のソフトウエア開発が大規模となった事も、大いに苦労したところではあります。しかし、その困難に立ち向かい、解決する事が、技術者としての醍醐味でもあるのです。
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