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開発エンジニア
Road EQ開発エンジニア 02/05
サウンドシステム製品開発部 伊勢 友彦 「ロードノイズを克服し車室内音響を革命するRoad EQ開発。それは、カーオーディオの宿命からの解放だった。」
人間の脳が、音、ノイズをどのように知覚するのか。未知の領域での分析から始まった
Road EQは、車室内のロードノイズを判別し、これに応じてリアルタイムで音量や音響特性を補正するという仕組みによって、ノイズが無い状態に近いかたちで音楽を楽しめるようにする機能です。ことばで言うと簡単ですが、先に言ったように、その動作をそれこそ人間の耳に気づかれずに行なうことは、実際にはたいへん難しいのです。そこでRoad EQは、その実現のための2つの大きな技術イノベーション(革新)を実現しています。それは音楽とロードノイズをきわめて高精度にリアルタイムで判別する技術、判別したノイズの中でもまったく自然に聴こえるように音響補正を行なう技術です。
ご存じのように、エンジンノイズやタイヤノイズ、あるいは風切り音や雨の日なら雨滴の音など、車室内には実にさまざまなノイズがあり、しかもそれらは刻々と変化します。もちろん路面や天候などによっても変わってきます。そこで、Road EQでは、実際にマイクで車内の音を拾い、元の音楽信号と比較してその差をノイズとして正確に抽出する回路を構築しました。次に、そうしたノイズ化の中で、人間は音楽としてどのように脳で感じるかを分析して「聴覚モデル」化したものを元に音響補正した音を再生していくわけです。しかも、この処理は瞬時に繰り返していかなければなりません。
この聴覚モデルは、大学の心理音響学の研究室と共同開発を行なった、学問的にも裏付けの取られたものです。従来の補正機能は、ともすれば開発技術者の思いつきや経験によるもので、これらではなかなか自然な補正は約束されなかったわけです。
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